595SAKUBUN 国語開化塾のクラス案内

幼児クラスCHI-IKU class

【対象】1年後に小学校ご入学を控えたお子様 ※ひらがなの読み書きは必須ではありません

小学校入学とともに本格的に経験しはじめることになる社会生活。そんな大舞台への進学を控えた園児たちに必要な学びは、国語開化塾にあります。
よく考えることと、考えたことを順序立てて説明すること。この二つをきちんと習慣にすることです。

CHI-IKU classの
目指すところ

  • さまざまな作業や知育問題に、根気よく取り組める。
  • 五感を充分に機能させる方法を身につける。
  • “ものわかりの悪い相手”を演じる先生に、作業して考えたことを順序立てて説明できる。
  • 読み聞かせを楽しむことができる。じっと静かに聴く/目と耳で聴く/ブックトークを楽しむ

“考える”を14に分けて教える当塾だからこそできる、未就学児へのアプローチ。

こどもたち一人ひとりと向き合う準個別授業で、既存の幼児教育にありがちな
「楽しんでいる=分かっている」ではなく、理解を丁寧に確認しながら進めます。
小・中・高校生まで全学年を受けもっているからこそ、全体から見た現在を大切にできます。
自我が出てくるとき(小3時)に力を発揮しはじめるこどもへの育成を目下の目標とし、
長期的な視野に立った準備運動としての教育を実施してまいります。

授業時間・お月謝
90分授業/週1回
机上学習60分&読み聞かせその他30分
15,000円/月

低学年クラスIntro class

【対象】小学1~3年生

まだ小さなこどもたちの目の前に、手に余るほど大きく広がるすべてのことが、彼らにとって思考訓練の道具となります。
「経験」や「想像」といったものを「文章」へと書き替える翻訳行為を通じてそれを行うのが、当塾のスタイルです。

Intro class
の目指すところ

  • 簡潔で、読み手に確かに伝わる内容の一文を書くことが出来る。
  • つなぎ言葉をある程度適切に用いて、それらの短文をつなぐことができる。
  • 日本語の豊かな擬音語・擬態語の感覚を、作文の中で得る。
  • 1時間半、目の前の課題に取り組めるだけの体力を養う

これは4年生以上、つまり努力の積み重ねが学力に大きく反映されてくる時期を迎えるのに必要な学習体力である。

当塾の「作文」は小さなこどもたちが以下のことを学ぶ手段であり、いつの間にか慣れ親しむものである。

自分だけに見えている世界を五感で感じとることを習慣にする。
時間と自分との関わりを自覚し表現にも注意する。…「今」「過去」「未来」
自分、自分…と考えがちな年齢にあって、その狭い世界に介在しうる他者の存在を認識する。

これらを講師の導きに従い実感しながら、「いつ、どこで、だれが、何をした」にはじまる様々なメモの取り方を覚え、また、種々の言い回しや接続の仕方など、文章を構成するものの豊かさに触れてもらいます。
そうして自分が感じたこと、見聞きしたこと、読んだことを正しく伝えようとする姿勢を育むことを目指します。

読書指導Reading Instruction

「本を読むのが当たり前」をつくる宿題としての読書。選書はすべて講師が担当。

1一人読みができる。その前段階として、読み聞かせに没頭することができる。

様々なジャンルを貸し出していきます。好き嫌いなく読んでもらいたいです。
まだまだ「読み聞かせ」を楽しむ時期です。絵本を借りたら、時間を作りブックトークなどしてみてください。

2図書の内容について正しく理解し、講師(他者)と意見交換ができる。

授業時間・お月謝
90分授業/週1回 20,000円/月

中高学年クラスMiddle-Level class

【対象】小学4~6年生

ことばの達人になるため、文を鑑賞する段階です。表現から考え方まで吸収します。作文課題でも「私」の見たままを共有していない「他者」に伝える客観文づくり、あるいは他者が書いた文章の要約を通して、一度“普遍”を見出していくことが狙いとなります。Intro classで大事にしてきた「自身が何を感じるか」とは別の価値に向かう作業の連続です。

Middle-Level class
の目指すところ

  • 簡潔で、相手に確かに伝わる内容の一文を、つなぎ言葉を適切に用いながら、
    短くも長くも自在にまとまった内容の作文に仕上げることができる。
  • 物語文の構造を理解した上で、主題を読みとり要約する能力を伸ばす。
  • 抽象から具体へ/具体から抽象への自由自在な操作力を養う。
  • 「知っている」では不十分。「使える」「言い換えられる」語彙を充実させる。

自身が目の前にしているモノ、文章、映像などから現象や本人の思考まで客観的に説明する。
客観的な表現(書き言葉)を習得する。自分と他者、物事との関係をいつも考える。
メモの取り方にも習熟。

1.文章を書く前に考える → 2.メモに起こす → 3.まとめる → 4.読み直す
…これを習慣とすることでも、物事の本質を見極める考え深さが養われます。

読書指導Reading Instruction

勉強に本気になった時、読書している子の伸び方はすごい。

1物語中心の読書で、作文とは違う角度から、読む力も考える力も育てていく。

様々なジャンルを貸し出していきます。好き嫌いなく読んでもらいたいです。

2図書の内容について正しく理解し、講師(他者)と意見交換ができる。

授業時間・お月謝
90分授業/週1回 25,000円/月

中学生クラスHigh-Level class

【対象】小学6年生後半~中学生

“書く”が“考える”をどれほど刺激するか、学べます。まず、これから先のカリキュラムでは、自身で意見を組み立て、結論に説得力をもたせるための技術を習得していきます。それが、【論理】です。また、これから大きく拓けてくる人生で、「考えても分からない」と考え方を意識してこなかったことを悔やんだり、それを学校で教われなかったことを嘆いたりすることのないよう、【14の柔思考】をマスターしてもらいます。
当クラスの修了をもって、“考える技術の教室”卒業生として、徒手空拳で世の中を渡れる思考力が身に付いたということができます。

High-Level class
の目指すところ

High-Level classは、意見文と格闘するクラスである。
その中で次の3点を徹底的に学習する。

  • 論理的に書かれた文章の読み方、まとめ方
  • 論理的文章/非論理的文章に対する反論・反駁の仕方
  • 論理的な文章の書き方

1.文章を書く前に考える → 2.メモに起こす → 3.まとめる→4.読み直す
・・・という一連の作業の中で、これまで以上に重要になるのが、“考える”こと。
A or B という「二項対立の視点」と、先に挙げた「14の柔思考」とを会得してもらい、
シンプルな基礎の上に柔軟で豊かな意見を構築していく訓練をする。

頭がいいから論理思考を理解できるのではなく、論理思考を理解することで頭が働くようになるのです。
論理的に考えることに慣れておくことで、学習効率も変わります。良い頭にしていくきっかけと言えます。

読書指導Reading Instruction

意見の引き出しを充実させるには、ネットよりも読書。

1物語中心から、意見文・説明文を軸にした読書へと移行する。

2授業で取り扱った内容に関連する書籍を読み、問題を眺める視野を広げ、掘り下げることを目指す。

3講師による選書からの自立を期待する時期でもある。興味の赴くまま図書を手に取り、自分の世界を広げてもらいたい。

授業時間・お月謝
90分授業/週1回 25,000円/月

発展クラスAdvanced class

【対象】高校生、大学生、社会人

もっと文章作成の力を磨きたい、という学習者のための論文クラスです。多くの生徒が小学生時から続けて受講しています。
時事的な問題や普遍的課題などに触れ、これまでに身につけた論理展開力と柔思考をより実践的に用いて、文書作成を進めていきます。
大学生や社会人の方などのお問い合わせ・ご入室も増えています。文章力が必要だと気付けたら、遅いことはありません。

Advanced class
の目指すところ

もう、用意された「問い」は無い。自分で見つけ、挑んでいく。社会で求められる力をつけていく。

  • 課題を自ら発見できる。Problem Finding
  • 雑然・混沌とした対象から、課題の本質を見極め、秩序を見出せる。Logical Thinking
  • 問題解決に挑むための材料(アイディア・メモ)を揃えられる。Creative Thinking
  • 考えを俯瞰して、自己反駁と修正をくり返し、答えに近づいていける。Critical Thinking
  • 自らの考えたことを、正確に伝えられる。Logical Thinking (+ Communication Skills)
授業時間・お月謝
90分授業/週1回 25,000円/月

インターナショナルスクールへ
通われている皆さまへfor Int'l Students

学内で決して充実しているとは言えない日本語教育を補完したい。

世間で認識されている「Bilingual」という範囲を大きく超えて、
より広く活躍するための <武器> として日本語のリテラシーを養いたい。

以上のようなご意向・ご期待に添うプログラムが当塾にはあります。

さらに!

当塾の日本語教育で培われるのは、「論理思考力」
日本語運用能力が向上することで、英語能力もまた引き上げられます。
私が指導にあたるということ自体、お子様が得られる親近感が違います。
2つ以上のバックグラウンドを抱えながら、ここ日本で生活し学習するこどもたちの”複雑さ”を理解し、
学習面に限らず、助けになっていくことができるでしょう。

通常プログラムに加え、インター生への
特別レッスンをご用意してお待ちしております。